Yチェアのリプロダクトあるいはジェネリックは市場から消えた Yチェアと木製椅子マニアック

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Yチェアのリプロダクトあるいはジェネリックは市場から消えた


Yチェアのリプロダクトというかジェネリック製品が激安で販売されていました。カールハンセン社のホンモノは、中古でも高額なyチェアですが、リプロダクト製品であれば、新品かつ激安で、大いに売れていたようです。

■Yチェアのリプロダクトとは

Yチェアは、デンマークの家具デザイナー、ハンス・ヨルゲンセン・ウェグナー(1914年4月2日-2007年1月26日)が1950に生み出した名作椅子で、世界で最も売れたイスのひとつといわれています。Yチェア(ワイチェア)は、SH(座面高さ)が42cmと低めに作られているため、日本人の向けのサイズであるともいわれており、わが国のモデルハウスやモデルルームでおおくみかけます。

このYチェア(ワイチェア)の構造的な特徴は、アーム(肘と背もたれが一体になっている部材)を支える後ろ脚が、板材から曲線で切り出された2次曲線部材であるということです。ところが、この部材が傾斜させて組み立てられていることによって、見る人には3次曲面を持った椅子のように見えます。本当の3次曲面をもった部品を作るには、とても手間がかかりますが、2次曲線の材料であれば、板材から切り出すだけなので、比較的に簡単なのです。

また、人間の背を受け止める背板をY字にすることによってアームの曲線部分に無理なく取り付けられるように設計されています。単に見た目のデザインだけでなく、大量生産する場合の加工のしやすさまでが考慮された椅子なのです。Yチェアの名前の由来でもある背板のYには、作る側からの「作りやすさ」という現実的な問題も含まれているのです。


しかも、Yチェアは、座枠の前後と左右の部材(ヌキ)を段違いに配置することにより、脚とヌキとの接合部の強度を維持し、しかもその段差を利用してペーパーコードを編むことによって、凹面状の曲面を作りだしています。

Yチェアは、一脚の椅子のなかのすべての部品が、作る側、使う側の双方の面を考えて作り出された、まさに椅子の傑作といえるでしょう。ペーパーコードに寿命がきたら、ペーパーコードの張替えも可能です。

これはホンモノのYチェアです。

Yチェアはビーチ材(ブナ材)で作られたものがポピュラーですが、このYチェアはウォールナット材で作られています。

楽天で購入可能です。




■Yチェアそっくりのリプロダクト製品が消えた理由

かつてはYチェアのジェネリック、プロダクト製品が堂々と販売されていました。
ホンモノそっくりの形状のジェネリック品が数多く出回っていたのです。

しかし、知的財産高等裁判所 第3部において、平成23年6月29日に、家具であるYチェアに関し、立体商標としての商標登録を認める判決が出されました。

http://www.hanketsu.jiii.or.jp/hanketsu/jsp/hatumeisi/news/201109news.pdf

これによって、「Yチェアのリプロダクト」という表現で販売することはできなくなりました。

リプロダクト品の多くは、中国で生産された製品だと思われます。しかし、サイズ、デザインなどはほぼ同じで、マニアでなければ、ホンモノかどうか判断できないかもしれませんし、そもそも、形が同じなら、カールハンセン社の正規製品にはこだわらないという消費者層も存在しますので、名前を変えてまだ販売されているかもしれません。

これはリプロダクト製品です。ビーチ材で、塗装は、つや消し黒塗装です。さすがに「Yチェア」の文字は見当たりません。



でも、探すとまだ売っていたりします。



Yチェアのリプロダクト品については、こんな動画もあります。




最近では「アイチェア」なんていう製品も登場しています。



びっくりですね。







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